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2025/05/22

PIC32MZシリーズ

Microchipからまた凄いPICが発表されました。
http://www.microchip.com/wwwproducts/Devices.aspx?product=PIC32MZ2048ECM064
これまでのPIC,dsPICから隔世の感が有ります。
特筆すべき点は以下の様な機能でしょうか。(間違いが有るかも知れません)

CPUコア = MIPS MicroAptivCore
・5段パイプラインでDSP内蔵(159命令)
・競合品としてはCortex-M4からCortex-A5辺り

CPUクロック = 200MHz,330DMIPS
→PIC32MXシリーズは80MHz,132DMIPS
→dsPIC33Eシリーズは70MHz,70MIPS

内蔵Flashメモリ 最大2MByte
→PIC32MXシリーズは最大512kByte
→dsPIC33Eシリーズは最大536kByte

内蔵RAM 最大512kByte
・HVGAサイズ(480×320)の液晶が16bitカラ―で外部メモリ無しで制御可能
→PIC32MXシリーズは最大128kByte
→dsPIC33Eシリーズは最大48kByte + DMARAM4kByte

USB ハイスピード対応(→ハイスピードでは上手く動かない模様 13/12/11追記)
→PIC32MX,dsPIC33Eシリーズはフルスピードまで

ADコンバータ 12bit,28Msps(10bit/500kspsにスペックダウンの模様 14/8/11追記)
・6ステージパイプライン型なので、1ch辺り28Mspsで変換できる訳では無い。
S/Hが6ch有り、S/H0~4が7Msps、S/H5が4Mspsとの事。
このあたりがどうやって28Mspsという数値になるのかは判らないが
"ADクロックが28MHzで1clock毎に変換できる"という事から28Mspsと
言っているのだろう。

→PIC32MXシリーズ10bit,1.1Msps(SAR)(一例)
→dsPIC33Eシリーズは12bit,500ksps(SAR)(一例)
→dsPIC33fGSシリーズは10bit,4Msps(SAR)(一例)
→PIC24FJGCシリーズは12bit,10Msps(Pipeline)/16bit,62.5ksps(ΔΣ)



Deadman Timer搭載
→ウォッチドッグタイマの様な感じ(か?)

Serial Quad Interface搭載
→SQIインターフェースに対応したフラッシュメモリ(例 SST26VF016)とかに
対応可能。この辺りはMicrochipがSSTを買収した事も関係有るかも?
(SQIモジュールは動作不可の模様 13/12/11追記)

External Bus Interface搭載
→パラレルマスターポートの機能強化版の様な感じ(か?)

Crypto Engine搭載
→ハードウェア暗号発生器

Random Number Generator搭載
→ハードウェア乱数発生器

SPI 50Mspsに高速化
→これまでは25Msps程度
(SPIモジュールはMax27Mbps程度の模様 13/12/11追記)

後は普通にTimer 9ch,CAN 2ch,UART 6ch,SPI 6ch,
Ethernet 10/100Base 1ch,IC 9ch,OC 9ch,I2C 5chと盛りだくさん。

パワフル過ぎて使いこなすにはかなりの時間を費やしそうですね…。

なおMPLAB® Harmonyという技術も同時に発表されましたが、これは
MPLABX上にプラグインで組み込み、OSやイーサネット,USBの開発が簡単に
行なえる様になるみたいですね。

PIC32MZシリーズは2013年の12月から順次発売の模様です。

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2013/11/25 PIC32MZ Trackback() Comment(0)

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